2006年 07月 24日
キャビネット蝶番
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”キャビネット蝶番”
一般的に何の事やらのこの蝶番。
よく洗面台の開き扉に使用されている蝶番でPL蝶番などとも言われている。
蝶番の取り付けの際に扉や化粧台本体に彫り込みの加工等が無いこの面付けタイプは「簡単に取り付けられる蝶番」なんてうたわれている。
手持ちのあり合わせの材料で洗面台の製作を試みるがてら、このキャビネット蝶番の使用も試みた。
化粧台本体は赤松材の木軸で骨組みを組み、ウッドデッキ用のセランガンバツをスノコ状に本体にビス止めしていく。
扉部分もセランガンバツをスノコ状にして製作。
化粧台のトップをラバーウッドの集成材にして、水栓と洗面器をそのうえに乗せて固定する感じにする。
ビスを使うので木工作としてはさほど難易度はないのてあるが、扉の取り付けで手こずってしまった。
つまり”キャビネット蝶番”の登場である。
これね。
セランガンバツのスノコ状の扉が重く、しかも木材としてはかなり硬質の為、蝶番をビスで取り付けの際、微調整がしにくい。ビスの下穴をあけても、やはりミリ単位の誤差がでる。
しかも扉をスノコ状にした為、大きさも直角の精度も悪く、本体とのバランスもきっちり取れない!左右両開きの扉だから平行も直角もきちんとしないと、中華街の雑貨みたいになってしまうわ・・・。
とにかくこの蝶番は微調整がしにくいぃぃぃぃぃ!
これならスライド蝶番(家具やキッチン扉などで主に使われているもの)を取り付けて扉の調整した方が簡単である。
挙げ句にきちんとした図面を作らず、だいたいで製作を開始してしまったのも悪かった・・・。
ビス穴なおして、本体の調整して、扉もはずし、取り付けしなおし。
耐腐食性があって軽く柔らかく加工しやすい材料にすればよかったかなぁ・・。
「洗面台だから水に強く、硬質な材料でいいな、余ってるし」
あさはかであった・・・。
強度は出てるが精度が出てない。
天板を組み付け後、混合水栓(水とお湯が出る蛇口)と洗面器本体のセットがまだ残っている。
大手メーカーのような高品質プロダクト、ノークレームプロダクトとは対極にあるかもしれない。
GLAMPOTの本質バロメーターは”人々の心の針がどれだけ振れるか”である。
数値で表す事のできない高揚感に製品の魅力があると信じていきたいかぎりである。
左写真
洗面の天板と組み付けした洗面台本体
by glampot
| 2006-07-24 23:39
| 住宅改装